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お知らせ

【開催報告】特別草編みWSを開催しました

8月から9月にかけて、大人向けの特別草編み講座を全4回開催しました。

月桃(サンニン)、クバ、アダン、マーニ(クロツグ)。
沖縄の草編みで昔から使われてきた代表的な4つの素材で、それぞれ形の違うかごを編む講座です。


各回の定員は5〜7名の少人数制で、2〜4時間かけてひとつの作品をじっくり仕上げます。
毎週末の草編み玩具ワークショップ(20〜30分ほどで完成)と比べると、時間も内容もかなり贅沢な講座になりました。

すべて平日の開催でしたが、どの回もほぼ満席で、キャンセル待ちが出た回もありました。
草編みにじっくり取り組みたい大人の方がこれほど多いことを、私たちもうれしく思っています。

 

月桃かご編み講座

■ 月桃(サンニン)|8月12日(水)
講師|小川久江さん(読谷村「月もも工房」)
午前、午後の2回開催

月桃は虫やカビを防ぐ力があり、沖縄では昔から編みものや包みものに使われてきた植物です。
乾燥させると、うっすらピンクがかった光沢とハリが出てきます。


その一方で割れやすく、少し力を入れすぎただけで裂けてしまう繊細な素材でもあります。
手先の器用さと集中力が試される講座でしたが、小川さんに一つひとつ丁寧に教えていただき、
皆さんきれいな持ち手付きのかごに仕上がりました。


クバかご編み講座

■ クバ|8月14日(金)
講師|大城琴紀さん(くんじゃん草編みの会)

月桃の回に続いて、第2弾はクバを扱いました。
クバ(ビロウ)の大きな葉を床いっぱいに広げ、葉の扱い方から教わりながら花かごを編みました。
仕上げに、その日やんばるで採れた季節の草花を添えます。
お花が入るとかごが一気に華やかになり、参加者の皆さんも笑顔になっていました。

アダンのおもちゃ箱

~海沿いの葉っぱで、フタ付きのBOXを編む~
■ アダン|9月16日(水)

講師|知花直子さん(くんじゃん草編みの会)

沖縄の海沿いでよく見かけるアダン。葉の両縁にトゲがあるため、見たことはあっても触ったことのある人は少ない植物です。
今回は、トゲの下ごしらえを済ませた葉を使いました。

制作したのはフタ付きの箱です。昼休憩をはさんで約4時間、全4回の中でいちばん上級者向けの講座でした。
時間をかけて編み上げた箱は、おもちゃ箱にも小物入れにも使えます。皆さん、大切な宝物をしまう箱として持ち帰られました。

 

マーニカゴ編み講座


■ マーニ(クロツグ)|9月29日(火)

講師|三橋博恵さん
午前と午後の2回開催

マーニは、やんばるの山や庭先でよく見かける植物です。ただ、乾燥して葉が丸まってしまうと、編む材料には向かなくなります。
そんな「編めなくなったマーニ」を活かせないかと、三橋さんが考えたのが今回のマーニカゴです。
三橋さんは、用途に合わせて葉の大きさを選び、新芽や採りやすい場所を探しながら、
日々マーニと向き合ってきた方です。頭の中には「5km圏内のマーニ地図」があるそうです。


丸まった葉を押さえたり引っぱったりするため、手だけでなく体全体を使います。
皆さん、ちょっとアクロバットな姿勢で編み進めていました。
完成したかごは、野菜や果物を吊るして暮らしの中で使えます。

 

ご参加いただいた皆さま、講師の皆さま、協力いただいたくんじゃん草編みの会の皆さま、本当にありがとうございました。
※草編み玩具づくりは、毎週末のワークショップでも体験できます。
開催日はInstagramやホームページでお知らせしています。




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■ 草編みを「教えられる人」を、やんばるで育てます

草編み玩具 指導者養成セミナー(12月19日・20日)

琉球・沖縄は、世界屈指の草玩具大国です。
やんばる森のおもちゃ美術館では、リニューアルにあわせて館内に「草編みひろば」をつくりました。
リニューアル以前から、毎週末に草編み玩具のワークショップを続けてきました。
今回のような大人向けの特別講座も、その取り組みのひとつです。

続けるなかで、はっきりしてきたことがあります。草編みを楽しむ人は増えています。
一方で、それを子どもたちに教えられる人は、まだ多くありません。
草玩具の文化を次の世代に手渡していくには、教えられる人を増やすことが欠かせません。

そこで、比嘉良治さん(名護市出身・米国大学名誉教授)からいただいたご寄附をもとに
「比嘉良治 やんばる草玩具賛助金」を設け、その最初の取り組みとして「草編み玩具 指導者養成セミナー」を開講します。


このセミナーは、技術を学んで終わりにはしません。
2日間で、素材の採取と加工、道具と材料の扱い、子どもに教えるときのコツと安全面を学びます。
そのあと翌年4月までに、館内の週末ワークショップで4日間のインターンを経験していただき、
実際に子どもたちの前に立つところまで、くんじゃん草編みの会と館のスタッフが一緒に伴走します。


修了された方には認定証をお渡しし、月1回以上、館の草玩具の先生として活動していただきます。
活動には、指導の経験に応じた謝礼をお支払いします。
草編みの指導を、ボランティアではなく「仕事」として位置づけたいと考えているからです。



受講料は、賛助金による全額補助で無料です。
そのぶん、受講後にやんばる森のおもちゃ美術館で活動していただくことを前提に、受講者を選考させていただきます。

日程|2026年12月19日(土)・20日(日)
場所|やんばる森のおもちゃ美術館
対象|18歳以上で、受講後に館で継続して活動できる方
定員|6名(応募多数の場合は、申込内容をもとに選考します)
受講料|無料(比嘉良治 やんばる草玩具賛助金による全額補助)
修了後|翌年4月までにインターン4日間 → 認定証を交付 → 月1回以上、館内で指導者として活動(謝礼あり)
申込|申込フォーム またはお電話 0980-50-1022

草編みが好きな方、手仕事の楽しさを子どもたちに伝えたい方。
やんばるで、草玩具の先生として一緒に活動してくださる方のご応募をお待ちしております。