閉店した百貨店の再生に向けて
地元の老舗木材店が設立

花巻おもちゃ美術館
岩手県花巻市

設立者である老舗木材店がそのネットワークを活用し、岩手の多様な森を館内で表現しました。樹種の違いや木の加工の仕方によって、木の様々な表情を味わえます。年間30万人が訪れる最上階の大食堂とともに花巻のランドマークとなることを目指します。

所在地
岩手県花巻市上町6-2
マルカンビル2F
開館
2020年7月
設置 / 運営
株式会社小友木材店

公式サイト

最上階の大食堂とともに
花巻のランドマークとなることを目指す

地元で愛された旧百貨店の復活を目指して

花巻唯一のデパートとして愛されつつも閉店してしまったマルカン百貨店。そのにぎわいを再生させようと、立ち上がったのが明治創業の老舗小友木材店4代目・小友康広さん。旧百貨店の6階にあった「マルカンビル大食堂」を復活させると30万人が集まる人気店に。次の一手として新たに計画されたのが「花巻おもちゃ美術館」でした。

岩手の森の多様さを
30以上の樹種で表現

岩手の森の特徴は多様な広葉樹です。小友木材店は多樹種地域である岩手の森を表現すべく、材木店ならではのネットワークを活用し、30種以上の樹種を集めて空間を構成。内装空間の木は、すべて岩手県産の材を使用しています。木の美しさや力強さとともに、木の持つ可能性を感じることができます。

花巻の名物を遊具として具現化

オリジナル木製玩具や遊具が多く設置されています。6階の大食堂の名物「10段ソフトクリーム」とコラボした積み木ゲーム、花巻発祥の「わんこそば」のリバーシゲーム、「花巻温泉」と「段々畑」をイメージした巨大な木製遊具を制作。郷土文化をモチーフとした遊びが館内随所で見ることができます。

年間30万人が訪れる最上階の大食堂

旧百貨店ビルの最上階には、年間30万人が訪れる人気食堂があります。お箸で食べる「10段のソフトクリーム」や「ナポリかつ」などどこか懐かしいメニューが地元の方々に愛されています。
また、館の運営を支える「一口館長」の特典の積み木は、2種類あります。ひとつは花巻は宮沢賢治の故郷ということもあり、銀河鉄道の汽車をモチーフにしたもの。もうひとつは、地元を走る通称馬面電車、2種類の列車がモチーフに積み木が作られています。

設立・運営者紹介

新時代の木材屋の実現を目指し、
美術館の設立・運営にチャレンジ

運営:株式会社小友木材店
1905年創業のわたしたちが目指すのは「世界で一番、『カッコいい」木材店』です。自然の魅力を様々な方法で地域に伝える方法を実施している中で、おもちゃ美術館設立に至りました。多くの方がこの地域に訪れることで、更なる活気が地域に産まれることを目指し、おもちゃ美術館を中心に、多くの笑顔を生み出し続けています。また、小友木材店のオンラインストアも運営しています。徐々にアイテムを充実させていきます。ぜひご覧ください。

地図

岩手県花巻市上町6-2 マルカンビル

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