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2022年12月25日

滋賀県甲賀市がウッドスタート宣言

信楽焼や忍者で有名な甲賀市は、県内林業の中心地

岩永裕貴市長(左)と当法人理事長とで調印式

2022年11月24日、滋賀県の甲賀市がウッドスタート宣言をおこないました。全国で57番目、滋賀県の市町では初のウッドスタート宣言でした。

忍者や信楽焼で有名な甲賀市ですが、肥沃で降水量も多いこの地域では良質な甲賀ヒノキが生産される県内林業の中心地でもあります。

2022年の「第72回全国植樹祭」でメイン会場となった「鹿深夢の森」が当日の舞台となり、全国植樹祭のレガシー事業として、このウッドスタート宣言へと繋がりました。

調印式当日は、滋賀県の三日月大造知事からもお祝いのメッセージが届き、県と市がこれからも協力し合いながら、木育の推進を図っていこうという一体感に包まれました。

市内の林業、木工関係者の皆さんや、子育て支援、木育に関わる方々まで、多くの市民が参加し、明るく前向きな調印式となりました。

木育円卓会議も同時開催

ウッドスタート宣言調印式のあとは、「木育円卓会議」を開催しました。

「木育円卓会議」とは、森林や林業・林産業に関わる「木の専門家」たちと、行政や幼保園など「子どもの専門家」たちが一堂に会して円卓を囲み、木育を取り組んでいくための仕組み作りや協力体制の基盤作りを目指して様々な議論を行うものです。

甲賀市では自然観察員や工務店、子育て支援団体など民間の方がすでに木育への取り組みを始めており、少しずつ木育の輪も広がっています。木育円卓会議では甲賀市の木育活動をずっと引っ張ってこられた木育インストラクターの方を中心に、課題の共有や意見交換がなされ、これからも連携、交流を図りながら子どもたちへつなぐ未来のためにできることを進めていこう、と相互に確認し合うことができました。

今回、県・市・市民のみなさんがとても明るくコミュニケーションを取られている様子が印象的でした。
これから甲賀市が滋賀県内の木育のフロントランナーとして取り組みを進めていかれることを期待しています!