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お知らせ

2023年2月27日

沖縄県、ウッドスタート宣言!

※左から国頭村 知花村長、芸術と遊び創造協会 多田理事長、沖縄県 照屋副知事、林野庁 森次長

ウッドスタート宣言とは

私たちは、これまで市区町村、幼保育園、企業と連携しながら、全国各地で木育の取り組みを進めてきました。

おかげ様で、全国の生まれた赤ちゃんに地産地消の木製玩具を誕生祝い品としてプレゼントする事業や、子育てサロンの木育化、木育キャラバン・木育円卓会議の開催、また保育園、幼稚園、子育て支援施設の職員向けに各所木育関連講習会の実施や、木育カリキュラム・木育おもちゃの導入等を展開することができました。

今後も、全国の皆様に「木のおもちゃ」を届け、「木のファン」を増やすことを目標に、市区町村への働きかけを展開していきます。​

「木育らぼ」ウッドスタート https://www.mokuikulabo.com/woodstart/

県としては4県目のウッドスタート宣言

沖縄といえば「海」というイメージを持っている方も多いかもしれませんが、

ここ数年間で、沖縄の森・樹木・自然への関心がぐっと高まっていることはご存知でしょうか。

大きなきっかけは2つあります。

1つめは、世界でもまれにみる生物多様性をもつ「奇跡の森 やんばる」がユネスコ世界自然遺産に登録されたこと。(2021年7月26日)

2つめは、首里城の焼失に伴う復元にあたり、沖縄県国頭村から伐り出された「オキナワウラジロガシ」が梁として活用されるなど、「地域材活用」の大きな動きが注目されていること。

さらには、2023年の「山の日」全国大会は、沖縄県での開催も決まっており、世界自然遺産に登録された自然豊かな森が育む生物多様性、歴史、文化を県内外に発信するとともに、沖縄県民が山をより身近に感じ、積極的なふれあいを促す契機にしよう。とされています。

先日、開催された「沖縄 木育サミット」には、沖縄県から照屋義実副知事が、林野庁から森重樹次長、10年前にウッドスタート宣言をしていた国頭村から知花靖村長が出席し、沖縄県と芸術と遊び創造協会との「沖縄県 ウッドスタート宣言調印式」が行われました。

調印書は、国頭村のリュウキュウマツの一枚板で製作された世界一美しい木目の調印書。(ご協力いただいた国頭村の皆様にも深く感謝申し上げます!)

調印式のあとには、

琉球大学名誉教授である高良倉吉先生

芸術と遊び創造協会 事務局長 馬場清

の基調講演、そして

「沖縄の木育推進に向けて~森とまち・ひとをつなげる木育~」

題したパネルディスカッションも行われ、躍動感あふれる現在進行形の「木育」が語られ、国頭村のウッドスタートから10年、沖縄木育の新たなステージが開かれるような機会となりました。

今後、沖縄県と芸術と遊び創造協会とで協力しあい、木育推進にむけたアクションを重ねてまいります!

まずは、少し足をのばして、沖縄の森・やんばるへ行ってみませんか?

またみなさんと木育を語り合い広げる機会を創れるよう、計画しています!
沖縄の皆さんも、県外の皆さんもお楽しみにしていてください。