「病児の遊びとおもちゃ」セミナー&活動参加のお誘い

病児の遊び支援ボランティア活動に参加したい、興味があるという方のために、おもちゃを使った病児とそのご家族へのアプローチをテーマにした楽しい研修会を実施します。
今年度は4年ぶりに、東京おもちゃ美術館(四谷ひろば)でリアル開催をいたします。しかし、会場の定員数がまだ限られていることもあり、オンライン(ZOOM)からも参加もできるようにいたします。
おもちゃコンサルタントの方々、お誘い合わせの上ご参加ください。お待ちしております。

  • 日時
    2023年10月15日(日)13~16時(オンラインは15時半まで)
  • 対象
    おもちゃコンサルタント・プレイリーダー有資格者、受講中の方
  • 参加費
    500円(資料付)
  • 定員
    ①会場参加 30名
    ②オンライン(ZOOM)参加 100名
  • 会場
    ①四谷ひろばB館3階 多目的ルーム
    ②オンライン(ZOOM)

(申込受付開始は9月20日)
先着順 定員になり次第締切

共催:
認定NPO法人 芸術と遊び創造協会・病児の遊び委員会
認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク

子ども食堂に貸出用おもちゃ寄贈 第2弾募集開始

認定NPO法人芸術と遊び創造協会と認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえは、こども食堂を多世代交流拠点とする「食べる・遊ぶ・笑う こども食堂」の協働プロジェクトを進めています。

昨年より、こども食堂を拠点に継続的で「ゆるやかなつながり」を築くために、こども食堂に貸出用おもちゃを整備する「おもちゃライブラリー」を開始。全国40ヵ所の子ども食堂へ東京おもちゃ美術館の世界のおもちゃセットを寄贈し、おもちゃの貸し出し活動が始まっています。

●昨年度実施した子ども食堂の開催者の方からの感想の一部をご紹介します。

・おもちゃを通すと、初対面でも会話が始まっていました。
・片付けかたがわからない小学生が高校生に聞いたりしていた。
・新規の子が輪に入れた。
・日本語がわからない子も一緒に遊んで笑っていた。
・滞在時間が長くなった。
・各ご家庭のお子さんの様子を見たり、お話しすることによって困りごとの発見につながることが多々あった。

この度、その第二回目を開始します。

こども食堂の方には、みんなで集まって食べる活動や食材配布の活動にプラスして「おもちゃライブラリー」を実施いただくことで、子どもたち同士の交流や関わり合いを広げていくことができます。

また、その募集に合わせ昨年実施した「おもちゃライブラリー活動」の実践報告会もオンラインで開催します。
どなたでも参加できますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

【プログラム実施団体応募】
募集期間:2023年8月1日から8月16日まで
応募フォーム:https://forms.gle/qZGMkQDSkx7Fbvv36

【食べる・遊ぶ・笑う こども食堂「おもちゃライブラリー」発表会】
「聞いてみよう!おもちゃライブラリーのこと」(第一回開催報告&第二回募集説明会)
日時:2023年8月1日 18:00から19:00
お申込み:https://forms.gle/goUmukcKJBYgh7Ki8
参加対象者:おもちゃライブラリーを実施されたこども食堂運営者、おもちゃライブラリーの実施を検討しているこども食堂運営者、その他本プログラムに関心がある人等どなたでもご参加いただけます。

ピーターラビット™ 全国のおもちゃ美術館とコラボ

Friend to Nature”のメッセージを全国の子供たちへ。ピーターラビット™と木育を推進する全国12館のおもちゃ美術館とのコラボレーションが決定!夏休みは、親子で「自然となかよし ピーターラビット™」に参加しよう!

認定NPO法人芸術と遊び創造協会と、株式会社ソニー・クリエイティブプロダクツは、日本におけるマスターエージェントとしてライセンスを管理する「The World of Beatrix Potter(TM)/Peter Rabbit(TM)」と、木育の普及を推進し、郷土の自然や文化と遊びが融合する全国12か所の「おもちゃ美術館」とのコラボレーションを発表しました。

このコラボレーションは、ピーターラビット™の “Friend to Nature~ピーターラビットの暮らす自然がいつまでも守られますように~”というメッセージと、おもちゃ美術館の“木の文化を継承し、自然を大切にする心を育て次世代につなげていく”という木育への理念が共感しあい、東京おもちゃ美術館はじめ、全国の「姉妹おもちゃ美術館」12館において、実現するものです。 地域の子供たちやファミリーに向け、ピーターラビットのふれあいグリーティングや、絵本「ピーターラビット」シリーズの紙芝居、木の素材を用いたワークショップなどを通じて“Friend to Nature”の想いを伝えます。 

コラボレーションイベント 「自然となかよし ピーターラビット™」

ピーターラビット™が登場するふれあいイベントの他、絵本「ピーターラビット」シリーズの紙芝居や、木の魅力を体感する木育イベントとして、様々な樹種の形の違う端材を使った「木のペンダントづくり」のワークショップを各館リレー形式で開催。木のペンダントは、ピーターラビットのスタンプをあしらった自分だけのオリジナル。小さなお子様が、木の香りに包まれながら、自然や森に興味を抱くきっかけとなるような、楽しい体験の場をピーターラビット™がお手伝いします。

全国おもちゃ美術館での「自然となかよし ピーターラビット™」日程

全国おもちゃ美術館開催期間(予定)
福岡おもちゃ美術館(福岡県福岡市)2023年7月8日(土)~14日(金)
東京おもちゃ美術館(東京都新宿区)2023年7月22日(土)~28日(金)
檜原森のおもちゃ美術館(東京都)2023年9月20日(水)~26日(月)
やんばる森のおもちゃ美術館(沖縄県国頭村)2023年10月28日(土)~11月3日(金)
木曽おもちゃ美術館(長野県)2023年11月11日(土)~19日(日)
讃岐おもちゃ美術館(香川県高松市)2023年11月23日(木)~29日(水)
徳島木のおもちゃ美術館(徳島県)2023年12月4日(月)~12月10日(日)
焼津おもちゃ美術館(静岡県)2023年12月21日(木)~25日(月)
那賀町山のおもちゃ美術館(徳島県)2024年1月30日(火)~2月4日(日)
佐川おもちゃ美術館(高知県)2024年2月10日(土)~16日(金)
長門おもちゃ美術館(山口県)2024年2月23日(金)~29日(木)
花巻おもちゃ美術館(岩手県)2024年3月14日(木)~19日(火)
※スケジュールは、予告なく、変更になる場合がございます。



「Friend to Nature」とは

ピーターラビット™の作者ビアトリクス・ポターは、“サステナブル”の言葉が広まる、100年以上も前から自然保護への関心が強く、絵本の印税でピーターラビットの舞台、イギリス・湖水地方の土地を購入し、自然保護団体に4,300エーカーをこえる土地を寄贈するなど、絵本のままの風景も守りました。彼女の愛した美しい風景は、今も変わらぬ姿で残されています。

そんな作者の自然を愛する想いを「Friend to Nature」という言葉に込めて、ピーターたちの暮らす絵本のような自然が、いつまでも守られるよう取り組んでいます。

“Friend to Nature”特設サイトwww.peterrabbit-japan.com/nature

ビアトリクス・ポター™/ピーターラビット™について

作者ビアトリクス・ポターは1866年7月、ロンドンで生まれました。『ピーターラビットのおはなし』は、1893年に知人の病気の息子、ノエル少年に送った「絵手紙」から誕生した物語です。1901年、自身で『ピーターラビットのおはなし』の私家版を出版。1902年には絵に色を付けてフレデリック・ウォーン社から出版され、最終的には23冊の絵本を世に送り出します。ロンドンから自然豊かな湖水地方に拠点を移し、晩年は牧羊と自然保護活動に力を注ぎました。彼女が実際に暮らし、絵本にも描かれたヒルトップ農場はナショナル・トラストにより今も当時のままの姿で保存されており、世界中からピーターラビット™を愛する多くのファンが訪れています。この絵本シリーズは世界110ヶ国48ヶ国語にて発行され、累計発行部数2億5000万部以上の世界的ベストセラーとなっています。2022年には『ピーターラビットのおはなし』出版120周年を迎え、様々なアニバーサリーイベントが全国で開催されています。

イベントの詳細は「東京おもちゃ美術館」のお知らせページをご覧ください

【日本財団インタビュー】コロナ禍で遊びは不要不急?

日本財団助成による「おもちゃ広場」事業についてのインタビューをうけました

2022年度に実施された子育てサロン「おもちゃの広場」は、日本財団の助成によって、開催地を大きく広げることができました。
その取り組みについて、当法人職員の磯がお話させていただいています。
ぜひご覧ください

「遊び」を通じて心の栄養を。おもちゃでWithコロナのコミュニケーションをつなぐ。
日本財団ジャーナル

https://www.nippon-foundation.or.jp/what/projects/activity/84138

3月開催「病児の遊びとおもちゃケア」セミナー

子どもは遊びを通して成長していくと言われるように、健康な子どもだけでなく病気の子どもにとっても、健全な成長・発達のための「遊び」はとても大切です。

新型コロナウイルス感染症の影響で、制限のある生活を強いられている中でも、病児の遊び支援は歩みを止めてはいけないと考えています。

本セミナーは2020年度よりオンラインでの開催を続けてきました。今回もオンライン開催で、病児の遊びについての講演を中心に、後半では実際に遊びの体験会を行ないます。

子どもたちが遊ぶことで少しでもその苦痛や緊張を忘れ、生活が楽しく豊かなものになるように一緒に考えてみませんか。

日時:2023年3月5日(日)10~12時
参加費:500円

定員:300名(先着)定員になり次第締切
開催方法:オンライン(ZOOM)にて開催
申込受付:2022年3月3日(金)まで

参加申込済みの皆様へ、3日前までにZOOMミーティングルームのURLをメールでご案内いたします。

イベント開催後、参加申込者限定で当日の録画を公開いたします。当日に参加できなかった方は、そちらをご活用下さい。(期間限定公開)

【プログラム】
第1部
基調講演
子どもの発達の理解に役立つ考え方

講師:二瓶 健次 にへい けんじ

(医療法人徳洲会 東京西徳洲会病院 小児医療センター 小児科顧問
  NPO法人芸術と遊び創造協会 理事、病児の遊び委員会)

東北大学医学部卒業。東京大学小児科、自治医科大学小児科を経て、 1979年から2001年まで国立小児病院神経科医長、 2001年から2004年まで国立成育医療センター小児神経科医長 、2009年から現職。小児神経学、発達神経学が専門。

講演概要:
最近の脳研究の新しい考え方は子どもの脳の発達を考える上にも重要です。次の4つのポイントから、子どもの発達の理解に役立つ考え方をお話します。
1.心の理論:日常生活で私たちは相手の心を読んだり相手の立場になって考えたりしながら人と関わりあっています。その心は人では3歳ころから芽生えるといわれています。
2.ミラーニューロン:他者の行動を見ていると、その他者が活動している神経細胞と同様の神経細胞が活動します。
3.ワーキングメモリー(作業記憶):行動遂行に当たって、必要な情報の置換、変更、更新がなされます。そのために、一時的に情報(記憶)を貯蔵する必要があります。
4.脳の可塑性:神経には可塑的な機能が備わっており、神経系が障害されてもその可塑性の発現によりその障害は補償され、適応します。

第2部
講演
『病気の子どもの遊びに寄り添って』
おもちゃライブラリーが教えてくれたこと

講師:荻須 洋子 おぎす ようこ

(認定NPO法人難病の子ども支援全国ネットワーク)

病気の子どもと遊ぶボランティアを2000年から開始。これまでの活動先は都立清瀬小児病院、国立成育医療研究センターおもちゃライブラリー、順天堂大学小児科、杏林大学付属病院、日本赤十字社医療センター附属乳児院、その他在宅療養のお子さんへの遊びの訪問など。2002年よりプレイリーダー養成講座講師、認定NPO法人難病のこども支援全国ネットワーク理事、東京都委託小児慢性特定疾病児童等自立支援事業自立支援員、おもちゃコンサルタント。

講演概要:
私と二瓶健次先生との出会い、そして唯一無二の場であった「おもちゃライブラリー」での活動についてお話します。病気のこどもが遊ぶということ、活動の中から生まれた遊びやおもちゃについてご紹介します。

第3部
オンライン遊び体験
「詩の世界で遊ぼう」
~こうさく遊びと手話と詩と~』

朗読と遊びを手話サポート付きでお届けします。
身近な素材でこうさく遊びをしながら、手話も覚えられます。見ているだけでも大丈夫。皆さんで一緒に楽しい遊びの空間を体験しましょう。

共催:

特定非営利活動法人 芸術と遊び創造協会

認定NPO法人 難病のこども支援全国ネットワーク

難病児支援活動紹介記事【たまひよONLINE】

「たまひよONLINE」にて、東京おもちゃ美術館の遊び支援活動が紹介されました。

東京おもちゃ美術館では、おもちゃと遊びを通じた難病児支援を行っています。

・おもちゃと遊びの専門家・おもちゃコンサルタントが難病児とその家族が週2回、30分ほどオンラインで一緒に遊ぶ会「オンラインおもちゃの広場」

・東京おもちゃ美術館を貸し切りにして、難病児や家族が安心しておもちゃ遊びができる「スマイルデー」

・東京おもちゃ美術館の運営団体・NPO法人芸術と遊び創造協会が日本財団と共同開発、難病児も遊びやすい約50種類のおもちゃセット「あそびのむし」を配布。
(2020年度全国90カ所の施設や病院へ配布。2023年度は約150カ所へ配布予定。)

「うちの子が遊べると思わなかった・・・」難病児と家族を“遊び”で支援。きっかけはコロナ禍に届いたSOS

「ふだん反応が薄い子も楽しそうに」。難病児と家族の遊びの場は孤立化予防にも。【オンラインおもちゃの広場・リポート】